ものがたり

 

今どき、最終学歴が小卒・・・そんな僕。

やってみたい仕事があっても、すべて門前払いで、学歴の無い僕を雇ってくれる会社は肉体労働の会社しかありませんでした。

そんな僕が紆余曲折しながらも強い磁力で引き寄せられ辿り着いた必然・・・

やりたい仕事には就けない小卒の現実

 

はじめまして。僕は、小卒です。

学歴社会真っ只中の時代だった1985年、校長先生から

「二度と学校に来るな!」

と中学校を退学させられてしまいました。

これで僕の学歴は小卒です・・・。

社会に放り出された僕は、働こうと思っても学歴が小卒のため、

すべて門前払いにされました。

拾ってくれたのは地元の小さな中華料理屋さんでした。

朝早くから夜遅くまで働いてもらった初めての給料は3万円でした。

その後、肉体労働に移り給料は30万円を越えるようになったものの、

まだ子供だった僕には過酷過ぎたようです・・・。

酷使していた体が悲鳴を上げ、朝起きると枕が鼻血で

真っ赤に染まる事も少なくありませんでした。

「こんな生活を一生続けるのは無理だ・・・何とかしなければ体が持たない。」

そう思っても、僕がやりたいデザイン関係の会社は、

どこも僕を雇ってくれませんでした。

高学歴で優秀な人材を雇った方が良いとされていた1980年代後半、

世の中は好景気で、どこも人が欲しいはずなのに、

学歴が無い僕を雇ってくれる所はどこにも無いのです・・・

学歴社会の現実が、僕に情け容赦無く立ちはだかりました。

この時僕は、絶対に何としても得意な、

「ゼロからモノを創り出す仕事をしたい!」

と思ったのでした。

そしてこの時、学歴が小卒の僕は、

「仕事さえも、ゼロから自分で創り出さないと、

自分のやりたい仕事をする事は永遠に出来ないんだ・・・」

と、痛感したのです。

 

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お金のため。やりたくない職

 

しかし、現実の僕は、自分のやりたい事を仕事にする為に、

どうすれば良いのか、何をやれば良いのかまったく分かりませんでした・・・

そして、僕は、お金を稼ぐために自営業で運送会社を作りました。

しかし、僕は、お金のためとはいえ、やりたく無い仕事をするうちに、

いつしか自分のやりたい事を見失ってしまいました・・・

充実感の無い毎日を5年も6年も送り続けた結果、

僕はパニック障害になり友達とも会えない酷い状態になり

孤独に陥ってしまいました。

ここから、生き地獄のような毎日が僕に襲いかかり、

自分の人生を完全に諦めかけた・・・

そんな危機的状況の中で、今まで

「何をやったら良いのか分からない」

からと、現実逃避して行動に移そうとしなかった自分が、

今の状況を作り上げてしまっている事にやっと気づきました。

 

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幼少期の記憶

 

「僕が本当にやりたい事って何だったんだろう?」

と、僕は過去の記憶にさかのぼりました。

小さかった頃の僕は、やっぱりモノ作りが大好きだったのです。

それに気づくと、昔の記憶が僕を導いてくれたのでした。

幼少期に体験した生まれて初めての出来事に引き寄せられ、

少しずつ扉を開き始めていたのでした・・・

そして、このあとテレビ局も取材に来た、

僕の小さなブランドが立ち上がります。

パニック障害を克服し、僕は独りで自分のやりたい事を

形にしようと行動に移し始めました。

 

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協力者たちのお陰で・・・

 

友達も居なくなっていた僕は、誰に何を思われようがもう関係無いので、

なりふり構わず一心不乱に必死でした。

そんな僕を見て、僕に協力してくれる友達が、

一人また一人と集まって来てくれました。

僕は、僕のやりたい事を3時間ぶっ通しで、

集まって来てくれた友達たちに話しました。

僕だけの力では出来ない事がたくさんあったのですが、

友達たちが僕が出来ない部分を補ってくれました。

そして、遠回りをしながら、ようやく辿り着いた

「僕がやりたかった仕事」

それがこのハンドメイドレザーアイテムです。

そんな僕の人生が詰まった、ハンドメイドレザーアイテムです。

 

 

 

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