影響とは

あなたは、あなたの「持ち物から受ける影響」について考えた事はありますか?きっと無いのではないかと思います。でも、今から僕が書くことを読むと、「そうそう、それ分かる!」という感覚になる人も多いのでは無いかと思っています。

ボヤ〜っとしたものの正体

 

という感覚になる人も多いのでは無いかと思っています。

 

 

と、言うのも、人というのは今から僕が書くような事が、自分の中に

 

 

“ボヤ~っとした感覚のようなもの”

 

 

が沸いたとしても、普通はその“ボヤ~っとした感覚のようなもの”を、

わざわざまとめて意識下に降ろし、活字にできる状態にする事は

あまり無い事だと思うからです。

 

 

しかし、そういった感覚的なものを活字で表したものが、

おそらく自論と呼ばれるモノに成るのだと僕は考えています。

 

 

僕は昔から、そういった自分の中に沸き起こる

“感覚のようなボヤ~っとしたもの”

を意識下に降ろし、活字として表現できるものにしていく事が

好きだったようです。

 

 

今思い起こしてみても、物心ついた頃からそういった事をやっていました。

感覚的で曖昧な状態のままにしておく事が嫌いなのです。

 

 

幼少期の頃から「なんで?」という疑問が沸き起こると、

その根源を知りたがる性格のようです。

 

 

そんな僕が、人が「持ち物から受ける影響」について考える機会が過去にあり、

考察してみた事がありました。

 

 

それは、ふと“人は物から影響を受けるのだろうか?”

という疑問が湧いた事がキッカケでした。

 

 

今回は、その事について書いてみたいと思います。

 

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人は影響を受けながら生きる

 

人というのは、色々なものに知らず知らずのうちに影響を受けています。

 

 

例えば、分かりやすいところで言うとテレビで好きなタレントが、

 

 

「私は毎朝、納豆にオクラとウズラの卵を入れて食べて痩せました。」

 

 

と言えば、それを真似する人が急増したり、電車の中でたまたま、

 

 

「セブンイレブンのオリジナルシュークリームがもの凄く美味しいよ。」

 

 

と聞けば、思わずセブンイレブンに行ってそのシュークリームを

買ってしまう人も居るはずです。

 

 

その他にも、あなたが大好きな憧れのモデルさんが私生活で

ヴィトンの新しいポーチを使っていると知れば、

そのポーチと同じものが欲しくなります。

 

 

これも影響を受けた事になるのですが、僕がここで書く“影響”というのは、

こういった一時の影響ではありません。

 

 

では、僕が言う影響というのはどんな事を指しているのでしょうか?

 

 

この先に続きがあります。

ここからが今回の本題でもあります、

 

 

「持ち物から影響を受ける事」についての本題です。

 

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一時的な影響について

 

その憧れのモデルさんと同じポーチを手に入れると、

そのポーチはあなたの持ち物になります。

 

 

それまであなたが使っていたポーチは、もう感心が無くなり、

新しく手に入れた憧れのモデルさんと同じポーチに感心が移ります。

 

 

そして、そのポーチを持ち歩く生活が始まります。

 

 

その時あなたが感じる気分はどんな気分でしょう?

 

 

きっと昨日までとは違ったウキウキ感が溢れて、

楽しくなるのでは無いでしょうか?

 

 

そして、身だしなみやメイクにもちょっと意識して

出かけたりしてしまう事もあるかもしれません。

 

 

このような経験は誰にでもあり、分かりやすく持ち物から受ける

影響について理解する事ができると思います。

 

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日々の新しい情報

 

しかし、ここからが、おそらく誰も考えた事が無い領域へと入って行くのですが、

そんなウキウキした生活を続けて行くと、日々の生活の中で様々な新しい情報が

あなたに入って来ます。

 

 

例えば、あなたの勤める会社で近々行われる送迎回で

あなたが幹事をする事になったとしたら、あなたの中で新しく手に入れた

憧れのモデルさんと同じポーチの感心度合いの比率が減り、

 

 

あなたに新らしく入った送迎回の幹事という情報に

関心度合いの割合が少し移ります。

 

 

更に、次の日には仕事の取引先の担当者に会って

打ち合わせをする事が決まれば、その事にも感心度合いの割合が少し移ります。

 

 

こうして、人は日々の生活の中で起こる様々な出来事から影響を受けながら、

感心度合いの割合が常に変化しながら生きて行きます。

 

 

そして、やがて一ヶ月経ちます。

 

 

あなたが手に入れた憧れのモデルさんと同じポーチに対する感心度合いは、

どうなっているでしょう?

 

 

それは、ポーチを手に入れた時の感心の度合いに比べると、

かなり均等化され、もうそれは生活の一部に溶け込んでいる程の

レベルになっているはずです。

 

 

ポーチの感心度合いは均等化され、やがて生活の一部になり

意識しないようになっていく訳です。

 

 

今回の本題は、持ち物から受ける影響について、です。

 

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その後に残ったもの

 

結局、人は欲しい物を手に入れた最初の頃にだけ、

その持ち物に対する感心度合いがマックスになり、

 

 

その後日々の新しい情報に感心度合いが徐々に移り、

やがては均等化されていきます。

 

 

そして、均等化された後に残ったものが、

僕の言う影響を受けた結果、です。

 

 

この、均等化された後にあなたの中に残ったものこそ、

持ち物から受けた本当の影響だという事では無いかと思うのです。

 

 

どういう事かもっと詳しく言うと、、、

 

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求めるものは新しい世界観の共有

 

その前に、まず人は、欲しくて手に入れた物に何を期待しているのか?

 

 

というと、新しい世界観だと思うのです。

 

 

先ほどから例に挙げていた、憧れのモデルさんと同じポーチを手に入れて、

あなたが何を求めていたのか?

 

 

というと、その憧れのモデルさんと同じ世界観を味わってみたい、

という世界観の共有です。

 

 

それを活字に現せるレベルにまで落とし込んで意識して

手に入れた人は少ないと思いますが、突き詰めて考えていくと、

 

 

この世界観の共有がしたいから、その物を手に入れた、

という所に辿り着きます。

 

 

欲しい物というのは、例え憧れのモデルさんと同じ物では無いとしても、

あなたは新しい世界観を求めて手に入れているはずです。

 

 

例えば洋服を買いに行き、二つの服で迷っている時、

あなたは鏡の前でその服を交互に着て、

 

 

鏡に映る自分自身を見ているのでは無く、

その服を着たあなたが描く理想の場面を想像しているはずです。

 

 

これも世界観です。

 

 

その服を着て、“こんな場面で着たら人からどうやって見られるかな?”

 

 

という妄想をして服を選ぶはずなのです。

 

 

新しい世界観を求めて手に入れる訳です。

 

 

そして、先程の憧れのモデルさんと同じポーチと同様、

感心度合いがマックスで、その後徐々に均等化されていきます。

 

 

しかし、均等化された後に残るものが心の中にある事にお気づきでしょうか?

 

 

それこそが、持ち物から影響を受けた“あるモノ”なのだと思います。

 

 

均等化された後に“何があなたの心に残っているのか?、、、”

 

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何が残っているのか?

 

それは、それを持った時にだけ感じる“特有の気分”です。

 

 

この気分こそ、“持ち物から受けた影響”です。

 

 

その物を手に入れ、感心度合いが均等化され最後に残っているもの。

 

 

それが、“特有の気分”です。

 

 

その気分によって、あなたはその世界観で振る舞い方や

仕草や意識が微妙に変化していっている事に気がついているでしょうか?

 

 

それこそ、“持ち物から受ける影響の結果”です。

 

 

まず、その物を手に入れた時の気分があって、その気分によって

アウトプットしていくあなたの行為が変わっていくはずです。

 

 

例えば、憧れのモデルさんと同じポーチの場合だと、

 

 

『ポーチを持っている自分』

 

       

 

『ウキウキして身だしなみやメイクなどにも気を使う』

 

       ↓

 

『言葉遣いも変わるかもしれない』

 

      ↓

 

 

『私を見る周りの目が違う気がする』

 

      ↓

 

 

『それまで以上に女性っぽくなる、、、。』

 

 

、、、という変化が起こります。

 

 

これが、このポーチを手に入れて、

最終的に受けた影響の結果、です。

 

 

最初にポーチ手に入れた時に感じる気分ではありません。

 

 

もちろんそれも影響を受けた結果なのですが、

最初に手に入れた時に感じる気分というのは、

 

 

感心度合いがマックスになっているので、

僕が今回言いたいのは最終的にその気分が

 

 

均等化された後に残った気分の事です。

 

 

最終的に残っていないものには、影響力が無かったと言わざるを得ません。

 

 

しかし、そういった物も無数にあると思います。

 

 

と、言うかほとんどもの物たちは、

最終的に均等化された後には何も残っていないか、

 

 

微かに何と無くあるかな?

という位だと思います。

 

 

要するに、持ち物から影響を受けた事によって、

最終的に生き方が変わった訳です。

 

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お気に入りの下着

 

この気分について、分かりやすく理解してもらう例えは無いか?

 

 

と考えていると、思い当たるものがありました。

 

 

それは、お気に入りの下着を身に付けた時の、あの感覚です。

 

 

あの気分こそ、その物から受けた影響です。

 

 

あの気分を味わうために、人は欲しい物を

手に入れたいと思うのでは無いでしょうか?

 

 

僕は女性では無いので、女性がお気に入りの下着を

身に付けた時と同じ気分を味わう事は出来ないのですが、

 

 

過去に色々な女性たちにその気分というのは、

どういう気分なのか、という論議の結果、

 

 

『きっとこういう気分なんだろうな、、、』

 

 

という所に辿り着きました。(辿り着いた、つもりです)。

 

 

あの気分は、新しい世界観をあなたに、

もたらせてくれた時、均等化された後にも残っているものです。

 

 

お気に入りの下着を身に付けた時は、

色っぽく振る舞える自分に成れるかもしれませんし、

 

 

女の子っぽい振る舞いをする自分に成れるかもしれません。

 

 

新しい世界観を手に入れる事が出来る訳ですね。

 

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僕の伝えたい世界観

 

そして、長くなってしまいましたが、僕がモノ作りをしている時に、

何を想いながらモノ作りしているのか?

 

 

というと、まさにこの最終的に残る気分の事です。

 

 

お客さまが手に入れてくれて、やがて均等化されていき、

最終的に残る気分がCANDy BLOODで僕たちが伝えたい世界観なんです。

 

 

最終的に伝えたい世界観が残せるか、という意識です。

 

 

もちろん、すべての人に僕の伝えたい世界観や気分を

味わってもらえるとは思ってはいません。

 

 

僕たちCANDy BLOODにそこまで影響力があるとは思ってはいません。

 

 

それでも、

“こんな事を考えてレザーアイテムをハンドメイドで作っている

ブランドはきっと無い”と思っています。

 

 

普通はきっと、「売れるかどうか?」と、

いう事を考えているブランドや企業ばかりだと思います。

 

 

それは、一人の人を見ていないと僕は思っています。

 

 

では、そういったブランド品は、どこを見ているのか?

 

 

というと、それは大衆です。

 

 

より多くの人に買ってもらわなければ経営が成り立たないからなのですが、

要するに今の時代は、ブランドの本質であるはずの貴族層に売るのではなく、

 

 

大衆相手に商売をしていかなければ、大手のブランドも経営が

困難になってしまう時代なのです。

 

 

大衆に受け入れられるような物を作らなければ、

より多くの人に買ってもらえないのです。

 

 

だから大衆に買ってもらうための物を作っている訳ですね。

 

 

目に前の人を見ず、大衆をひとまとめにして見てる、

という事は、今までのデータや傾向を見ている事です。

 

 

要するに過去の数日を見てモノ作りをしているのです。

 

 

そして、実際に作るのは賃金の安い外国の人が作っている現状です。

 

 

そんなブランド品のコンセプトやネームバリューや、

それを買う周りの人たちに影響を受けて買ってしまう人たちで溢れているのです。

 

 

自分の意志で物を買っていると思っているのでしょうが、

大衆に流されて、あたかも自分がそれを欲しいんだ、

 

 

と思い込まされて買っている訳です。

 

 

そういった意志を持たない大衆の人に向けたモノ作りだけはしたく無い、

と常に思ってモノ作りをしています。

 

 

こんなちっぽけな、誰も知らないような小さな個人ブランドの僕が

こんな事を書いても、それこそ何の影響も与えられるとも思えません。

 

 

しかし、本質を言っているという事には自信があります。

 

 

ここCANDy BLOODには、決して多くはありませんが

共感してくれる人が集まってくれて、

 

 

こんな小さな個人ブランドのCANDy BLOODや僕たちを応援してくれます。

 

 

そんな心強い顧客様たちが僕たちCANDy BLOODの一番の宝です。

 

 

僕たちCANDy BLOODが伝えたい世界観を

あなたにも味わってみて欲しいです。

 

 

僕が伝えたい世界観は、言葉で説明する事ができません。

感じるものだと思います。

 

 

そんな僕たちCANDy BLOODが伝えたい世界観は、こちらです。

 

 

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