世界中どこを探しても、誰一人同じ人間は居ません。ドッペンゲルガーなどの話があったとしても、実際に“もう一人のあなた自身”に出会った人は皆無のはずです。という意味でも、人は必ず唯一無二の存在であるはずです。それなら、あなただけである証明を、アイコンとしてあなたの名前で作っておきませんか?

 

ネームホルダーの制作過程。

ネームホルダー

 

 

ハンドメイドで、これほど手間をかけてネームタグを作る店は無い!と思って作っています。手間ひまかけてハンドメイドで創る価値の分る人のみ、ご購入してもらえば良いという考え方で日々制作しています。

 

ネームタグができるまで

 

革に銀ペンという革専用のペンを使って、字を書き入れてまずは字を切っていきます。見た目は安っぽいカッターですが、このカッターを嘗めてはいけません。素晴らしい切れ味と自由自在に動くフットワークの軽さは抜群です。しかも刃を固定する留め具のボルトがしっかりと締まる優れもの。このカッターの10倍の値段がするカッターを使っていましたが、切れ味も使い勝手も、この安っぽいカッターの方が上だったので、こっちのカッターを愛用しています。同じこのカッターが7本あります。

 

ネームタグができるまで

 

字体は、私がMacで創った完全オリジナルな字体を使用しているのですが、何しろ細かいので字を切るだけでとても時間と集中力が必要です。細かい工程で目がどんどん悪くなってしまいました。職業病ですね、、、。でも、喜んで頂くために私たちは自分の寿命を削って一生懸命創っています。

 

ネームタグができるまで

 

いくつかの工程を飛ばしますが、一番上に来る字体をふちどりの革に縫い付けました。これだけ細かい革を縫う工程は、とても集中力を要する気の抜けないポイントのひとつです。この時一瞬でも他の事を考えると、ミシンの針が1ミリ程ズレてしまってやり直しになってしまいます。今でこそほとんどありませんが、最初の頃はどれだけゼロから作り直しをした事か、、、。

 

ネームタグができるまで

 

いくつかの細かな工程を省きます。さらに、ふとどり革を土台になる革に縫い付けます。先ほどに比べると幾分は容易なミシン打ちですが、それでも気を抜くと縫い目がズレてしまって後戻りができません。なので気を抜く事ができません。

 

ネームタグができるまで

 

そして、縫い付けたら土台の内側にくる部分の革に貼付けてミシンで縫うまでズレないように接着します。革専用の接着剤を使用します。それを繰り返し肉厚な革の層をつくり出していきますが、分厚くなれば分厚くなるだけミシンが縫い難くなります。しかし、他では真似の出来ない手間ひまをかける工程を省く事はしないのです。“あとひと手間”をスローガンにして、常に最適化をしていく工程を繰り返していきます。これでは、マネしたくても手間がかかり過ぎるのでマネするメリットが無いですから(笑)。

 

ネームタグができるまで

 

ここでも、いくつかの工程を省きます。土台になる部分の革をすべて縫い終わり、コバと呼ばれる革のフチの部分を着色専用のクリームを塗って革がケバケバにならないように下処理をいくつもしていきます。

 

ネームタグができるまで

 

着色したらコーティングと艶を出すために、専用のクリームを塗り込みます。この工程も時間がかかりとても骨の折れる工程なのでこの工程を飛ばしてしまう人も大勢居ます。しかし、この細かい部分の集合体が作品になるので手を抜けません。

 

ネームタグができるまで

 

専用の道具を使い、ひたすら磨き上げていきます。この工程もとても地味なので、ついつい楽をしてしまいたくなる箇所でもありますが、私たちは細部の一つ一つにまでこだわります。細部に神は宿っていると言いますが、まさにその通りだと思っています。こういう細かくて地味な工程の集合体が作品の出来映えと心に届く作品になるのかどうかを決めます。

 

ネームタグができるまで

 

スワロフスキーを取り付ける為の穴を開けていきます。CANDy BLOODで使用しているスワロフスキーはもちろんスワロフスキー社製の本物ですので、輝き方が偽物とは全く違うので、本物かどうかは一目瞭然です。カシメタイプのスワロフスキーを使用しているので、外れてしまう心配がありません。万が一外れてしまっても修理が容易に出来ます。

 

 

スワロフスキーを専用機械を使って打ち込みます。この時の力の入れ具合を体で覚えるまで、かなりの月日を要します。写真はモデルという肩書きを持つ、革職人ミキですがきっちりと創れるようになるまでに4年間を要しました。今でも私のチェックが通らない時もある程、とてもシビアな目でチェックしています。私は他人にはとても厳しいのです、、、。もはや、ファッションモデルの手ではありません。職人の手になってしまいました。

 

ネームタグができるまで

 

そして完成です。本来はこの3倍以上の工程があるのですが、とても長くなってしまうため今回は三分の一に厳選してみましたが、どちらにしても細かい作業の集合体がひとつの作品になっていきます。すべての工程を完璧にこなしながらリレーされたモノが心に何かが伝わる作品になると想っているからです。これが私の「モノづくり」における拘りでもあります。今日も、そんな拘りの作品でお客さんを「感動」させる事だけを一心不乱に考え、作品を創作し、生み出しています。よろしければCANDy BLOODの方にでも遊びに来てみてください。私の作品達があなたをお待ちしております。

 

※現在は、新しく一新されたコチラのタイプになっています↓

 

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